ウェディングアイテム選びをスムーズにするための5ステップ

富田 彩恵子

結婚式を控えたカップルにとって、ウェディングアイテムの選択は、夢への一歩です。ウェディングドレスや会場選びが先行しがちですが、結婚証明書やゲストブック、リングピローといったアイテム選びも大切。これらは式の雰囲気を決める重要な要素です。

結婚式は新郎新婦ともに決断の連続です。式場選び、プランの決定、ドレスの決定・・・。決断の連続でウェディングアイテム選びにちょっぴりイライラしてしまうかもしれません。

でも、心配無用。この5ステップで、アイテム選びを楽しみながら、スムーズに進めましょう。

ステップ1: 必要なアイテムのリストアップ

結婚式の準備を始めたら、まず何が必要かをリストアップすることからスタートしましょう。

一覧を作ることで、これから何をどのように進めていくべきかが明確になります。大切なのは、結婚式の規模に合わせて必要なアイテムを考えること。大人数の場合は、全員の名前が入るような大きなウェルカムボードが必要になるかもしれませんし、少人数なら、もっと小さなゲストブックで充分かもしれません。

ゲストが式で楽しむためのアイテムも大切です。ウェディングドロップスや、ゲスト参加型の結婚証明書など、ゲストの体験を豊かにするアイテムを忘れずに考えてみましょう。これらは、ゲストにとっても、あなたたちにとっても、結婚式の素敵な思い出になります。

もし結婚式のテーマがすでに決まっているなら、そのテーマに合わせたアイテム選びが重要です。テーマに沿ったアイテムを選ぶことで、結婚式全体に統一感が生まれ、より思い出深いものになります。

ここでのポイントは、忘れがちなアイテムも含め、結婚式に必要なものを全て把握することです。例えば、セレモニーで使うリングピローやゲスト参加型の結婚証明書で使用するサインペンなども忘れずにリストに入れましょう。じっくりと時間をかけて、必要なアイテムを一つひとつ確認し、リストアップしていきましょう。

ステップ2: 予算の設定

結婚式を計画する上で、予算の設定は非常に重要です。特にウェディングアイテムに関しては、どれくらいの予算を割り当てるかを事前に決めておくことが大切です。結婚式全体の予算の中で、ウェディングアイテムにどれくらいの割合を割り当てるかはカップルによって異なりますが、一般的には全体予算の10%程度を目安にすると良いかもしれません。

まずは、結婚式の全体予算を決めてから、その中でウェディングアイテムにいくら使えるかを計算します。結婚証明書、ウェルカムボード、席札などの主要なアイテムには少し多めに予算を割り当てると他のウェディングアイテムの予算を出しやすくなるかもしれません。

予算内でウェディングアイテムを選ぶためには、コスト削減のヒントを知っておくことも大切です。例えば、ウェディングアイテムの一部をDIYすることでコストを抑えることができますが、手作り感が出すぎないように注意が必要です。また、インターネットで業者に依頼する場合は短納期で注文すると追加料金がかかることがあるため、余裕を持って注文することでコストを削減できます。

予算を事前に決めることで、結婚式の準備をスムーズに進めることができます。結婚式の準備は多くの決断が必要ですが、予算を上手に使うことで夢に一歩近づくことができます。

ステップ3: スタイルやテーマの決定

結婚式を特別なものにするためには、スタイルやテーマを決めることが重要です。テーマが決まると、それに合わせてウェディングアイテムを選ぶことができ、結婚式全体に一貫性と個性を出すことができます。

人気のウェディングテーマには、和モダン、四季を感じさせるテーマ、神社での伝統的な挙式、リゾートウェディングなどがあります。これらのテーマにはそれぞれ魅力があり、カップルの個性や好みを反映させることができます。

テーマに合わせてウェディングアイテムを選ぶ際は、色合いや素材、デザインに注意しましょう。例えば、和モダンなテーマを選んだ場合は、和のイラスト(水引など)や素材(天然木など)を使ったウェディングアイテムを選ぶと良いかもしれません。テーマに合った選択をすることで、ゲストにも結婚式のテーマが伝わりやすくなります。

また、カップルの個性を反映させるために、パーソナライズされたアイテムを取り入れることもおすすめです。例えば、ウェルカムボードや席次表、席札などに自分たちの好きな言葉や引用文、メッセージを入れたり、オリジナルのロゴを作成して使うなど、小さな工夫をすることでより記憶に残る結婚式にすることができます。

もし既に結婚式場やテーマが決まっている場合は、このステップを飛ばして次に進むことも可能です。しかし、テーマをもう一度見直して、よりパーソナライズされたアイデアを取り入れることも、結婚式をより特別なものにするための一つの方法です。

ステップ4: リサーチと決定

結婚式の準備をする上で、ウェディングアイテムのリサーチと決定は意外と時間がかかります。ネットで調べると、選択肢が多すぎてどれが良いのか迷ってしまうことも。特にステップ3で決めたスタイルやテーマを忘れがちになるので注意が必要です。

まず、リサーチの方法としてはオンラインでの調査が基本になるでしょう。しかし、ウェディングフェアの訪問や、経験者のアドバイスを直接聞くことも大切です。

ウェディングフェアやウェディングイベントでは、実際にアイテムを手に取って確かめられるチャンスがあり、オンラインでは分からない質感や色合いをチェックできます。また、ウェディングイベントで直接、販売者やクリエイターと話すことで要望を伝えやすくなります。

結婚式をすでに行った経験者からのアドバイスは、実際に何がうまくいったか、何がうまくいかなかったかの生の声を聞けるため、とても参考になります。特に親しい人なら、あなたの結婚式に合った具体的なアドバイスをくれる可能性が高いです。例えば「結婚式には〇〇があったから良かった!」などのアドバイスが聞けるかもしれません。

リサーチをする際は、ステップ3で決めたスタイルやテーマから外れないように注意しましょう。また、情報があふれているネットでのリサーチでは、本当に必要な情報だけを取り出すことが重要です。リストと予算計画を参照しながら、最適なウェディングアイテムを見つけましょう!

ステップ5: 早めの注文&早めの確認

結婚式の準備では、選んだウェディングアイテムを早めに注文することが肝心です。パーソナライズされたウェディングアイテムは予想以上に時間がかかることがあります。

早く注文すれば、その分、早く届きます。そうすることで予期せぬ遅延にも対応でき、結婚式の日までにすべてが間に合うようにすることができます。

そして「注文したら終わり」ではありません。届いたウェディングアイテムの確認も早めにチェックしましょう。

デザイン、数量、色、サイズなどにミスがないか。配送中に壊れていないかなどなど。問題が発生したらすぐに連絡して対応してもらいましょう。結婚式の数週間前には、すべてのウェディングアイテムが注文通りにあるか最終確認をしましょう。1週間~2週間前までであれば、不備があった場合でもまだ対応する時間があります。

結婚式の準備期間中は、多くの「やることリスト」が待ち構えていますが、ウェディングアイテムに関しては、早めの行動がカギです。計画的に進めれば、スムーズに楽しみながら準備することができるでしょう。結婚式は人生で一度の大切な日です。細部にまでこだわり、二人にとって最高の一日を実現させましょう。